東松山の方より遺言書に関するご相談
2024年04月03日
Q:行政書士の先生、寝たきりの父でも遺言書を作成することは可能ですか。(東松山)
私は、東松山市内の病院で闘病生活を送る80代の父を持つ東松山在住の50代の会社員です。父は病気が理由というだけでなく、高齢ということもあっていまはもう自力で立ち上がることはできません。ただ、寝たきりとはいえ意識はハッキリしているので、起きているときの受け答えはしっかりしています。この前、自身の経営する店が心配だから遺言書を作りたいと言ってきました。相続人は私と兄弟の合わせて3人ですが、父は私たち兄弟がたまにケンカしているのを見ているので、相続の際に揉められては困るから遺言書で遺産の分け方を決めておきたいと言っていました。私も面倒なことは嫌なので遺言書の作成には賛成ですが、ただ、父は寝たきりのため遺言書を作成しようにも専門家に書き方を伺ったり会うために外出することは無理です。とはいえ遺言書は適当には書けませんし、どうしたらいいでしょうか。(東松山)
A:お父様のご容体によって作成できる遺言書は変わります。
まず、遺言書の普通方式には自筆証書遺言、公正証書遺言、秘密証書の3種類あることをご説明します。寝たきりの方でも、意識がはっきりされている場合は費用のかからない自筆証書遺言をお作り頂けます。こちらの遺言書は、ご自身で遺言の内容と遺言書の作成日、署名等を自書し押印しますが、自筆証書遺言に添付する財産目録については、ご家族の方などがパソコン等で表などを作成し、お父様の預金通帳のコピーを添付することができます。ただし、法務局で保管されない場合は開封時に家庭裁判所で検認の手続きを行う必要があります。
次に、遺言書の全文を自書することが難しいという場合は、公正証書遺言がおすすめです。こちらは、2名以上の証人と公証人が病床に出向き、公証人が作成のお手伝いをします。公正証書遺言は、作成した原本が公証役場に保管されるため、遺言書紛失の恐れがありません。また、自宅等で保管されていた自筆証書遺言は開封の際に家庭裁判所において遺言書の検認手続きが必要ですが、公正証書遺言はその過程が必要ないためすぐに手続きに移行することができます。ただし、作成時に2人以上の証人と公証人との日程調整に時間がかかる可能性があります。もし作成をお急ぎでしたら専門家にその旨を伝えたうえで証人の依頼をするとよいでしょう。
東松山の皆様、相続では遺言書の存在がその後の手続きの流れを左右するため、遺産分割協議を行う前に遺言書の有無を確認する必要があります。また、これから遺言書の作成をご検討されている方は方式に間違いのない遺言書の作成が非常に重要となります。相続人が円満かつ迅速に手続きを進めるためにも、ぜひ私ども東松山・熊谷相続遺言相談センターの専門家にご相談ください。
東松山・熊谷相続遺言相談センターは、相続手続きの専門家として、東松山エリアの皆様をはじめ、東松山周辺の皆様から多くのご相談、ご依頼をいただいております。東松山・熊谷相続遺言相談センターでは、ご依頼いただいた皆様の相続手続きについて、東松山の地域事情に詳しい行政書士が親身になってサポートさせていただきます。まずは東松山・熊谷相続遺言相談センターの初回無料相談をご利用のうえ、お気軽にご相談ください。東松山・熊谷相続遺言相談センターのスタッフ一同、東松山の皆様、ならびに東松山で相続手続きができる事務所をお探しの皆様からのご連絡を心よりお待ち申し上げます。
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