地域
2023年11月02日
Q:行政書士の先生に質問です。自分にもしもの事があった際には寄付を希望しています。確実に寄付するためには遺言書作成が有効になりますか?(東松山)
5年ほど前に主人を亡くし、現在は主人と暮らしてきた東松山の自宅では一人で暮らしています。主人の遺産がありますので特に生活に困ることもなく暮らしています。私たちには子供がいなかったため、最近、自分の死後に財産がどうなるのか心配しています。私の両親も既に他界、親戚も東松山市外にいてく交流もほぼありません。今のままですと、全く交流のない亡き兄の子が相続人になります。
面識もほぼない親戚の子に遺産を譲るのであれば、東松山の施設や動物愛護の団体などに寄付したいと思っています。寄付先についてはこれから検討をしますが、確実に寄付するには遺言書を残した方がいいと聞きました。遺言書を作成すれば確実に自分の希望とおりに遺贈することが出来ますか?(東松山)
A:公正証書で遺言書を作成することで確実に寄付をすることが可能です。
遺言書を作成し、ご自身の財産についての寄付や遺贈の指定をすることで、相談者様がお亡くなりになった後に指定した団体に遺贈することができます。遺言書を作成する際には、より確実な公正証書にて遺言書の作成をしましょう。
もし今のまま遺言書を作成せずお亡くなりになった場合、推定相続人であるお兄様のお子様が財産をすべて相続することになります。
公正証書遺言について、少し説明を補足すると、民法において遺言書は①自筆証書遺言②公正証書遺言③秘密証書遺言の3つの方式(普通方式)に分かれます。
ご相談者様のように確実に指定した団体に寄付をしたい場合は②の公正証書遺言が最も適切な遺言書になります。公正証書遺言は、遺言者が伝えた遺言の内容を、公証役場の公証人が文章におこし公正証書に作成する遺言書です。公正証書遺言は、法律の知識を備えた公証人が確実かつ遺言書として不備のない法式で作成をします。公正証書遺言は、遺言書の原本を公証役場にて保管するため紛失の心配がなく、遺言書の検認手続きも不要となりますので、すぐに手続きが可能となります。
また、今回は相続人以外の団体への寄付をご希望されていますので、遺言執行者を遺言で指定します。遺言執行者は遺言書の内容を実現するために、必要な手続き等を行う権利義務を有する人物です。ですから、信頼できる人に公正証書遺言が存在することと併せて伝えておくようにしましょう。
東松山・熊谷相続遺言相談センターでは、遺言書作成のご相談を多くお手伝いしております。今回のような、推定相続人以外に財産を残したいといった内容の遺言書についても、当センターで対応をさせていただきますので、寄付や遺贈を検討されている東松山のみなさまはぜ当センター無料相談へとお越しください。その他、相続全般に関するお困り事にも都度お手伝いいたしますので、まずは無料相談をご利用いただきお困り事やご希望について専門家へとご相談ください。相続の専門家が親身に対応をさせていただきます。
2023年10月03日
Q:相続について知っておきたいので、行政書士の方に流れなどを教えていただきたい。(東松山)
父のことについてご相談があります。現在東松山市に住む70代の父は元気ではありますが、数年前の病気治療後からずいぶんと年老いた気がします。よく考えてみると父はもう80手前です。今まで元気でいてくれたことに感謝しなくてはなりません。ただ、先日東松山の友人の父親が亡くなり、葬儀関係や相続手続きで困っていました。家族が亡くなると、多くのやらなければならことが発生するそうです。とくに葬儀はただちにやらなければならないため、悲しむ余裕もなかったと友人が言っていました。私は性格上、いろいろなことに用意周到にしていたいので、父の相続手続きについても知りたいと思っています。とりあえず、相続の流れについて教えてください。また、今後必要であれば東松山の事務所に伺います。(東松山)
A:相続手続きには期限のあるものもありますので一度ご相談ください。
大事なご家族のご逝去後は葬式や相続手続きなどやらなければならないことが非常に多いため、今のうちから少しずつご準備されることで、余裕をもってご家族を見送ってあげられます。
ご逝去後はまず、遺言書の確認をします。遺言書の内容は基本的に民法で定められた法定相続よりも優先されるため、遺言書の内容に沿って遺産分割を行います。
では、遺言書が見つからなかった場合の相続手続きはどのような流れになるのかご紹介します。
①相続人調査…被相続人が過去に籍を置いたすべての役所で出生から死亡までの全戸籍を取り寄せて相続人を確定します。併せて相続人の戸籍謄本も取り寄せておきます。
②相続財産調査…被相続人の全財産を調査します。プラス財産(現金や不動産など)だけでなく、マイナス財産(借金や住宅ローンなど)も相続対象となります。なお、ご自宅が持ち家の場合、ご自宅と所有している不動産の登記事項証明書、固定資産税の納税通知書、銀行の通帳などを集めて相続財産目録を作成します。
③相続方法の決定…遺産の相続方法を決めます。相続放棄や限定承認をする場合、“自己のために相続が発生したことを知った日(通常は被相続人の死亡日)から3ヶ月以内”に手続きを行わないと、借金を弁済する義務を負うことになります。
④遺産分割を行う…財産の分割方法について相続人全員で話し合います(遺産分割協議)、その内容を「遺産分割協議書」に書き起こし、相続人全員で署名・押印を行います。相続した不動産の名義変更の際に作成した遺産分割協議書が必要です。
⑤財産の名義変更を行う…不動産や有価証券などを相続した場合は、被相続人の名義から相続人名義へ変更する手続きを行います。
東松山・熊谷相続遺言相談センターは、相続手続きの専門家として、東松山エリアの皆様をはじめ、東松山周辺の皆様から多くのご相談、ご依頼をいただいております。
東松山・熊谷相続遺言相談センターでは、ご依頼いただいた皆様の相続手続きについて、東松山の地域事情に詳しい行政書士が親身になってサポートさせていただきます。まずは東松山・熊谷相続遺言相談センターの初回無料相談をご利用のうえ、お気軽にご相談ください。東松山・熊谷相続遺言相談センターのスタッフ一同、東松山の皆様、ならびに東松山で相続手続きができる事務所をお探しの皆様からのご連絡を心よりお待ち申し上げます。
2023年09月04日
Q:遺言書に記載のない財産が見つかり対応に困ってます。行政書士の先生教えて下さい。(東松山)
はじめて相談する東松山に住む60代です。先日、東松山郊外にある実家に住む父が亡くなり、葬儀などは済ませました。父の戸籍から相続人は母、私、弟の3人であると分かりました。現在は3人で手分けして相続手続きのため準備をしているところですが、遺品整理をしていたら父親の直筆らしき遺言書が見つかりました。知り合いのアドバイスから家庭裁判所で開封の手続きを行い、中身を確認してから遺言書に従って財産調査を進めていた途中、遺言書に書かれていない財産が見つかりました。それは、東松山市内にある空き地になっていた不動産ですが、小さな土地であったため遺言書に書き忘れたのではないかと思います。遺言書の内容通りに遺産分割を進める予定でしたが、東松山の不動産が加わったことで3人平等に分割できない恐れがあります。このような遺言書にない財産の扱いはどうしたら良いですか?(東松山)
A:遺言書に関連する記載がない場合は遺産分割協議を行います。
遺言書を作成される方の中には、相続財産が多すぎて全財産を把握できないという方も多くいらっしゃいます。このような方々は、遺言書に「記載のない財産について」など、遺言書に記載していない財産が見つかった場合の扱い方についてまとめて記載されています。
このことからご相談者様はまず、お父様の作成された遺言書の中に「記載のない財産の取り扱い方について」などといった内容の記載がないか確認してみてください。もしそのような記載が見つかりましたら、その指示に従い遺産分割するようにしてください。一方、同内容の記載が見られない場合には、記載のない財産のみについて相続人全員で遺産分割協議を行って、遺産の分割方法について話し合い、話し合いでまとまった内容を遺産分割協議書に書き起こします。不動産の登記変更の際にもこの遺産分割協議書が必要となるため大切に保管しておきましょう。
なお、遺産分割協議書の作成にあたっては、特に決まった形式や書式はありません。用紙についても規定はないので、手書きでもパソコンでもご自身のご都合にあった方法で作成することができます。作成後は相続人全員で内容を確認し、署名、実印で押印します。併せて印鑑登録証明書も準備します。
東松山および東松山近郊にお住まいで遺言書を作成したいとお考えの皆様、遺言書の作成は生前対策のひとつとして非常に有効ですが、遺言書の作成には様々なルールがあるため、法律上無効となる遺言書を作成しないよう、遺言書を作成する際には相続専門の専門家にご依頼ください。
東松山・熊谷相続遺言相談センターは、相続手続きの専門家として、東松山エリアの皆様をはじめ、東松山周辺の皆様から多くのご相談、ご依頼をいただいております。
東松山・熊谷相続遺言相談センターでは、ご依頼いただいた皆様の相続手続きについて、東松山の地域事情に詳しい行政書士が親身になってサポートさせていただきます。まずは東松山・熊谷相続遺言相談センターの初回無料相談をご利用のうえ、お気軽にご相談ください。東松山・熊谷相続遺言相談センターのスタッフ一同、東松山の皆様、ならびに東松山で相続手続きができる事務所をお探しの皆様からのご連絡を心よりお待ち申し上げます。
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