相続財産の評価・調査

相続が発生すると、早い段階で被相続人の財産についての評価・調査をしなければなりません。なかでも不動産の評価については土地・建物、宅地、広大地、農地など種類によって評価方法が異なるため、非常に複雑で専門性が必要とされる分野です。相続税申告の必要がある方は、相続税申告に実績のある税理士の先生にご依頼されることをお勧めいたします。税理士なら誰でもいいというわけでなく、専門分野によって最終的な金額が大きく変わることもあり、節税の意味でも相続税申告に特化した専門家に依頼しましょう。

申告の対象となる相続財産については、相続税法に従って相続税の申告のルールにのっとり明確に算出しなくてはいけません。
まずは残された財産のうちどれが課税対象となる財産であるかを確認する必要があり、この際、「課税対象となる相続財産」が漏れてしまうと本来申告するべき財産の額よりも、少ない額で申告（過少申告）をしてしまうことになります。意図的でなかったとしても、追徴課税を課されてしまうことにもつながりますので注意が必要です。

相続財産の評価・算出については正確に行わなければなりません。大雑把に評価をすると相続税申告の際の納付額に影響し、場合によってはペナルティを課されることがあります。なかでも不動産の評価についてはとても複雑で、土地・建物、宅地、広大地、農地等、種類によって評価方法が異なりますので非常に専門性が高い分野となります。ご自身で申告・納税を行って相続税を払い過ぎた場合、税務署から指摘されることはありませんし、逆に誤った計算により過少申告した場合はペナルティが課される場合もあります。相続財産の評価については、非常に専門性が求められる分野となるため、遺産が多い方ほど相続税申告の実績が多い専門家にご相談されることをおすすめします。

また、相続財産には預貯金・不動産などプラスの財産だけではなく、借金やローンなどの負債であるマイナスの財産も含まれますので注意が必要です。特に相続放棄などをしない場合は、マイナスの財産についても相続をすることになり、両財産の評価と調査が必要となります。

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